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USB DACの使い方やタイプ別の選び方などについて

卓上に置かれたiFi go linkとnobsound Q5 proの画像 USB DACについて

USB DACの詳しい使い方やタイプ別の選び方に関する解説記事です。

USB DACは、一般的なデジタル機器に比べ、使い方や選び方がとても分かりにくい製品だと思います。

この記事では、USB DACの使い方として、スマートフォンやPCとの接続方法について、音声出力先の設定の仕方と機器の接続について、専用のソフトなどを使ったさらなる高音質化への対応などについて解説しています。

また、タイプ別のUSB DACの選び方や種類の違いについて、ドングル型、ポータブル型、据え置き型など、それぞれのタイプの違いによる特徴や選び方のコツについても紹介しています。

これからUSB DACの購入を検討している方や、詳しい使いこなし方などについて知りたい方に読んでもらえたらうれしいです。

USB DACの使い方について

USB DACは、一般的にPCやスマートフォンなどとUSB接続して使用します。基本的にはケーブルをつなぎ、PCの場合は出力先の設定を行えば簡単に使うことが出来ます。

デバイスやヘッドホンとの接続方法について

卓上に置かれて接続されているKOSS KPH30iとiFi go linkの画像

デバイスとの接続方法は、USBケーブルを使ってつなぐだけで簡単に使うことが出来ます。ほとんどのドングルDACやポータブル型の製品はバスパワーで駆動するため、電源も必要ありません。据え置き型の場合は、電源が必要なものは接続し、入力を「USB」にします。

また、Bluetoothを使いスマホなどとワイヤレス接続ができるモデルも増えており、LDACやaptXなどの高音質なコーデックのモデルも出てきていますが、開放型ヘッドホンを使い、音質を最優先するなら有線接続ができるタイプがおすすめです。

ヘッドホンとの接続に関しては、アンプ側が「バランス接続」なのか、「アンバランス接続」なのかによって端子のサイズが変わってきます。

現在、普及しているサイズは、バランス接続では2.5mmと4.4mm、アンバランス接続では3.5mmと6.3mmがあり、各種の変換アダプターもあるので、サイズに合った製品を使用してください。

デバイスの音声出力先の設定について

スマートフォンの場合は、USB DACを接続するだけで自動的に認識されます。もし認識されない場合は、端子がしっかりと刺さっているかの確認、ケーブルがOTG規格(データ通信に対応していないケーブル)のものを使用していないかの確認、「接続の設定」や「接続済みのデバイス」の設定などをします。

Windowsの場合は、タスクトレイにあるスピーカーアイコンを右クリックし、再生デバイスの選択より「USB DAC(製品名)」を選択します。また、専用ドライバーが必要な機種に関しては、メーカーの指示に従ってください。

Macの場合は、「システム設定(環境設定)」の「サウンド」より、出力先をUSB DACの名称に変更することで対応できます。

さらなる音質向上対策について

壁コンセントとプラグの画像

PC側やケーブル、電源周りなどでのさらなる音質向上対策としては、品質の高いUSBケーブルを使用したり、PCとUSB DACの電源を分けてノイズ対策をしたり、AC駆動もできる据え置き型の製品では、バスパワーではなくしっかりと外部電源を使用したりと、細かな対応をすることで、音質が向上する場合があります。

また、PC側の対策として、サンプリングレートの数値の変更や、排他モード(ASIO、WASAPI)の設定を試すことにより、OSでの音声処理を行わずに、より純度の高い音質での再生が可能になります。

さらに、foobar2000などの高音質な音楽プレーヤーを使用することにより、ハイレゾ音源にも対応し、イコライザーや、様々なエフェクトをかけることも可能です。

USB DACのタイプと選び方について

USB DACには、手のひらに乗るような超小型の製品から、据え置き型の大型の製品まで、様々なタイプの製品があります。ここでは、それぞれのタイプの特徴や選び方についてまとめています。

ドングル型USB DACについて

3個のドングル型USB DACの画像

ドングルDACともいわれるドングル型USB DACの特徴は、手のひらに乗るほどの超小型サイズで、特にスマートフォンなどと組み合わせて使用するのに最適な機種です。

一番有名で、誰でも知っている製品としては、iPhoneの変換アダプターが挙げられます。名前こそ変換アダプターですが、れっきとしたUSB DACで、バスパワー駆動のヘッドホンアンプとDACを内蔵しています。

また、ドングルDACには、音質的にもサイズを忘れるくらいの高音質なモデルがたくさんあり、機能や性能も年々進化しています。

USB DACの製品の中でも、最も盛り上がってきているタイプの製品で、写真のようなケーブルがあるタイプとケーブルがない着脱式の製品があります。

さらに、インピーダンスが高く能率の低いイヤホンやヘッドホンでも十分な音量が取れるようになることもメリットの一つです。

スマホなどのイヤホンジャック直刺しでは感じられなかった解像度の高さや、躍動感、生々しさなどを感じ取ることができるようになります。

サイズや重さも本当にコンパクトなので、いつでも持ち歩くことが可能です。外出時には密閉型イヤホンと組み合わせて使い、自宅では開放型ヘッドホンと組み合わせて使ったりと、さまざまな使い方ができるのもドングルDACの魅力です。

価格帯も手ごろな製品がたくさんあるので、USB DACに興味を持ったら、まずは、買いやすい価格のドングルDACを購入してみることをおすすめします。

ポータブル型USB DACについて

ポータブル型USB DACの画像

ポタアンともいわれるポータブル型USB DACの特徴は、スマートフォンやDAPなどと組み合わせて使用することを考えて設計されており、内部にバッテリーを内蔵し、力強い駆動が可能な特徴を持っています。

バスパワーの機種に比べ、鳴らしにくい、高インピーダンスで能率の低いイヤホンやヘッドホンも余裕をもって駆動することが可能で、ポータブルタイプでありながら、据え置き型のような安定感があるのもポータブル型USB DACの魅力です。

数年前まではUSB DACの中でも最も普及していたタイプでしたが、最近ではドングルDACの製品が増えてきた印象があります。

ただ、根強いファンも多く、高音質なモデルもたくさんあるため、ポタアンにしかない魅力もたくさんあります。

据え置き型USB DACについて

大理石の上に置かれたnobdound Q5 proの画像

自宅で開放型ヘッドホンを最高の音質で楽しみたいと思うなら、据え置き型USB DACがおすすめです。

文字通り、据え置いて使用するタイプの製品のため、机などに設置して使用する専用のスペースが必要だったり、ある程度大きなサイズの機種も多く、気軽に使いずらいと思う方もいるかもしれません。

ただ、開放型ヘッドホンは基本的に自宅でしか使用しない場合がほとんどだと思うし、一度セッティングしてしまえば、いちいちコードを抜き差しする手間も省けるので、とても便利に使うことができます。

機能的にも、USB以外にも、光、同軸などの入力にも対応している機種も多く、幅広い機器とつなぐことが可能なので、様々な使い方に対応できます。

音的には、最も高音質を追求した製品が多く、サイズの大きさから設計上の自由度も高いため、高音質な製品を作りやすいという特徴があります。

ポータブル機と比べた具体的な音の違いを考えてみると、電源の安定感からくるどっしりとした深い表現や、空間の広さや定位の良さをより感じられるようになります。周波数特性の違いからくる音質の差というより、空間の再現性が変わるような感じでしょうか。

また、ダンピングファクター(音の制動力)なども余裕があることが多いため、駆動が難しい、鳴らしずらいヘッドホンも余裕をもって鳴らしきることが可能になります。

さまざまな開放型ヘッドホンを最高の音質で鳴らしたいと思うなら、据え置き型USB DACが一番の選択肢になると思います。

まとめ

USB DACにつながれたオーディオジャックとプラグの画像

USB DACは使い方や選び方がイメージしにくい製品ではありますが、ヘッドホンを使ったPCオーディオでは、本当に大切な機器です。

基本的な使い方や選び方を知り、さまざまな使い方にあった機種を選ぶことで、快適に高音質で音楽を楽しむことができます。

初めてUSB DACを試してみたい場合は、まずは安価なドングルDACを検討してみてください。1000円前後で買える安価な製品でも、静かな環境でゆっくりと聞いてみると、音のクオリティが一段上がるのを感じ取れると思います!

また、ヘッドホンの音質とUSB DACの音質の組み合わせによる相性問題もあるので、いろいろと試して好みの音を見つけてみてください!

また、USB DACの詳しい解説や必要性などについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しているので合わせて読んでみてください。

USB DACとは?必要性などについてもわかりやすく解説