有線タイプの開放型ヘッドホンを、手軽なUSB DACを通してスマホやPCにつなぐことで、簡単に最高の音質で音楽を楽しむことができます。
最近では、ワイヤレスタイプのイヤホンやヘッドホンが主流ですが、音質の面だけで言えば、有線タイプの製品の方が圧倒的に有利です。
また、イヤホンやヘッドホンには大きく分けて「密閉型」と「開放型」の二つの種類があり、現在、圧倒的なシェアを持っているのは密閉型です。
このブログは、ややマニアックなジャンルである、有線タイプの開放型ヘッドホンと、USB接続ができるDAC内臓アンプ(USB DAC)をつなぐことで、気軽に高音質なサウンドが楽しめることを多くの方に知ってもらいたいと思い作りました。
なぜ開放型ヘッドホンなのか、なぜUSB DACが必要なのか、について様々な観点から詳しく解説しています。
オーディオやガジェットが好きな方はもちろん、動画や映画、ゲームなどを最高の音質で楽しみたい方、そしてすべての音楽ファンの方に読んでもらえたらうれしいです。
開放型ヘッドホンの特徴など

ヘッドホンやイヤホンには、主に、密閉型、半開放型、開放型の三種類のタイプが存在します。現在、最も多く使われているのは密閉型のイヤホンやヘッドホンになります。
ヘッドホンの耳にあたる部分の外側のケースの部分をハウジングといい、そのハウジングが音を通さない構造のものが密閉型と言われ、逆に、音を通す構造のものを開放型といいます。半開放型は中間の構造を持ったものを指します。
それぞれのタイプの音質面での特徴は、密閉型は、緻密な表現と、量感がある低音の再生に優れており、逆に開放型は、音の広がりや空間の再現が得意な特性を持っています。半開放型は中間の特性を持っています。
また、接続方法の違いも大きな特徴で、Bluetoothなどを使ったワイヤレスモデルと、有線接続のモデルがあり、現在主流なのはワイヤレスモデルの製品になります。
それぞれの特徴は、ワイヤレスモデルは取り回しがよく、ケーブルのわずらわしさがないため、使い勝手の面で人気が高い反面、音質の面では有線モデルほどの高音質再生ができないデメリットもあります。
なぜ開放型ヘッドホンなのか

それでは、このブログで扱う、有線タイプの開放型ヘッドホンの本当の魅力はどこにあるのでしょうか。なぜ、開放型ヘッドホンなのでしょうか。
それは、「有線タイプの開放型ヘッドホンでしか再現できない自然な高音質再生」ができるからです。
まるでスピーカーの音を聞いているような自然な音場の感じ方、横だけではなく前後左右、上下に広がる広い空間の再現性、ふわっと自然に位置関係を感じられる定位の良さなど、開放型ヘッドホンならではの表現の豊かさが、病みつきになるような魅力を持っています。
もちろん、密閉型にも、厚みのある引き締まった低域の再現や、緻密に音の輪郭を描くような表現の魅力があり、それぞれによさがあるのですが、個人的には、開放型ヘッドホンのおおらかで優しく奥深い表現にひかれます。
また、接続方法についても、ワイヤレスのモデルも年々音質が向上しており、ハイエンドのモデルなども存在しますが、やはりシンプルに高音質再生が可能な有線モデルが標準であり、個人的にも有線モデルが好きなので、有線モデルに特化して解説しています。
さらに、バッテリーの寿命の問題などもあり、ガジェット的に使われることが多いワイヤレスモデルに対し、故障個所が少なく、長期間使用することができる有線モデルには、スピーカーや楽器のような、一緒に暮らしていく生活の道具としての魅力もあります。
ヘッドホンアンプやDACについて

ヘッドホンアンプの種類のなかの、DAC(Digital to Analog Converter)を内蔵している製品(DACアンプ、USB-DAC)を使い、スマホやPCなどと有線接続することで、簡単に高音質再生が可能になります。
DACとはデジタルのデータをアナログの信号に変える装置で、スマホやPC、ゲーム機、オーディオ製品などの、音の出る機器に初めから備わっているパーツです。
ただ、一般的な製品に使われているDACは音質の良さを最優先に考えて設計されていないため、専用の製品を使うことで、クオリティの高い高音質な再生が可能になります。
一般的にヘッドホンで使われる外付けのDACには、USB接続で使える小型の製品が多く、ドングルDACといわれる超小型の製品から、デスクに設置して使う据え置き型の比較的大きな製品まで、様々なラインナップがあります。
なぜUSB DACが必要なのか

それはもう一言で「音質が良くなるから」です。もちろん、最近のスマホやPCなどには、はじめから高品質なDACやアンプを採用しているものもあり、年々、デフォルトの音質も良くなっているとは思いますが、それでも、専用のUSB DACを使うことで、それぞれの製品固有の最高の音質が楽しめます。
できることなら、開放型ヘッドホンとセットでぜひ試してみてほしいです。
また、ヘッドホンには、それぞれの機種ごとにインピーダンスや能率といわれる「ヘッドホンの鳴らしやすさ、音量の取りやすさ」の違いがあり、スマホやPCだけでは性能を十分に発揮できない製品があります。
具体的には、スマホなどのボリュームを上げても小さな音しか出なかったり、音にメリハリがなく、ぼやけたサウンドに聞こえてしまったりすることがあります。
そんな時にUSB DACを使うことにより、そのような問題をクリアすることが可能で、さらなる高音質なサウンドを楽しむことができます。
いい音とは何か?

では、道具を変えることで得られる「いい音」とはどんな音のことを言うのでしょうか。
開放型ヘッドホンやUSB DACをつかうことで聞けるようになる「いい音」を、具体的に言葉にしてみると、音がクリアに聞こえたり、楽器や声が生々しく感じられたり、音楽が鳴っている場所の広さが分かったり、立体的に聞こえたりと、「音の質や聞こえ方」が変わります。
そして、それらの変化を「いい音」と感じているんだと思います。言葉ではなかなか伝えにくいのですが、一度でもいい環境で聞いてもらえれば、その違いが分かると思います。
食べ物に例えると、精製食塩と天然の塩の違いのように、同じ塩辛さを感じるのに味が全く違う世界がオーディオ機器にもあります。
いつも当たり前のように聞いてきた音楽が、実は全く違うクオリティで再生できることが分かったり、今まで聞こえていなかった音がたくさんあったことを知ったり、心から感動することができたり、たくさんの新しい発見を楽しめるのもオーディオの魅力です。
「いい音」がもつパワーは人の気持ちを動かします。
音源はスマホやPCを使う

音楽などを再生するうえで上流にあたる音楽ソースや再生機器については、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)や各種プレーヤーなど、どんなものを選んでも大丈夫ですが、現在、最も一般的なのはスマートフォンやPCなどを使ってサブスクの音源を聞くことだと思います。
また、単体のDACを使うためには、一般的にはUSB接続できることがとても重要なので、アナログの機器ではなく、スマホやPCなどを含めたデジタル機器を使う必要があります。
一見、高音質再生には向いていないように感じるスマホやPCですが、本体のDACを使わずに専用のDACを通すことで、一昔前なら、ハイエンドのオーディオ機器でしか聞けなかったような高音質再生が可能になります。
さらに、最近では、サブスクでもハイレゾやロスレスなどの高品質な音源が気軽に聞けるようになってきており、以前では考えられないような環境が整ってきています。
もちろん、MP3などの様々な圧縮音源や、ユーチューブなどの動画の再生においても、クリアな高音質で再生することができます。
手軽に最高の音質が手に入る

有線タイプの開放型ヘッドホンと、USB DACを組み合わせることで、手軽に最高の音質で音楽などを楽しむことができるようになります。
いつも使っている身近なスマホやPCが、高価なハイエンドオーディオ並みの仕事をしてくれることになります。
しかも、大きさも小型で場所を取らず、使いたいときだけ気軽に使えるので、気負わずに最高の音質で音楽が楽しめます。
スピーカーを使ったオーディオシステムでいい音を追求すると、それなりのお金や場所が必要になりますが、開放型ヘッドホンとUSB DACの組み合わせなら、本当に気軽に最高の音が手に入ります。
まとめ

私は、開放型ヘッドホンとUSB DACの組み合わせを使うようになってから、音楽を聴くことが日々の生活の大きな楽しみになりました。
かつては、スピーカーを使ったピュアオーディオを趣味にしていましたが、生活環境の変化で大きめの音が出せなくなってから、あまり音楽を聴かなくなってしまいました。
そんなとき、ふとしたきっかけで使い始めた開放型ヘッドホンと出会ったことで、もう一度日常の中で音楽を聴くことが趣味になりました。
本当にどこでもだれでも手軽に楽しめて、最高の感動が味わえるので、ぜひ一度試してみてください!